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AM6時半起き。
これで16日連続早起き。
半月続いた。
そして喫茶の仕事も丸7日勤めあげた。
早起きしだした最初のころは不思議な気持ちだったが、今はこれを何とかして続けていかないといけない、しかし不安だ、という心境。
今日はSSTがあって、テーマは「続けるためには」と、僕が出したテーマについて話し合うことになった。
いろいろなものを続けているが、今はとにかく喫茶の仕事を続けることに集中している。
そのためには朝早起きすることがどうしても必要条件になってくる。
もうこれは意地だ。
他人から駄目な奴という評価を下されないために、そして自分自身の自信を喪失することがないように、頑張らないといけないという気持ちにさせられる、要するに意地だ。
とにかく1カ月は続けることを目標に掲げたわけだが、心配だ。

ところで最近読書から遠ざかっていたのだが、昨日15時から20時まで食事もせずに読書にふけった。
読み終わったその本は東野圭吾の「ダイイングアイ」。
いったいこの話はどこに収まるのだという展開なのだが、テーマは交通事故の加害者と被害者の意識の違い。
加害者は忘れることが可能かもしれないが、被害者の遺族はやるせない怒りをこめて生きていかないといけない。
この小説の主人公は人を殺しても懲役2年執行猶予3年。
この刑は10万程度の万引きをした罪とほぼ同じなのである。
この例が文中に出てきて思わずうなった。
その交通死亡事故が年間約7千人。
それだけの加害者がいて被害者がいるのである。
車を運転する人間には常にその可能性を意識して運転する必要があると思うのだが、そうなかなか常にそんなことを考えて運転する人はいない。
僕だってげんに、眠たくても車を走らせることがある。
それが事故につながる可能性は普段よりも増していると考えるのが普通だろう。
しかし大丈夫だと思って運転してきた。
これはいくら考えても結局は利便性を優先させてしまう。
人を殺める可能性があるのにだ。
どこか原子力発電所の安全神話と似通っている構造が見えてくる。
危険よりも利便性。
そう言えば、東野圭吾の作品の中に「天空の蜂」という、原子力発電所の問題をテーマにした作品があった。
あの小説もそのテーマを考えさせざるを得ない展開になっていた。
東野圭吾恐るべし。

駄句、
◆ 夾竹桃自動車社会死の構図

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