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クラシックと寝ることが好き
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今日も早起きAM7時起き、12連勝。
今日も喫茶に入ってニコニコただ働き。
ほんとはできたらお金もらいたいんですけどね。
でも起きられるということだけでもうれしい。
この調子でやって行こうと思う。
土曜日と日曜日の話。
土曜日は午後からお買いもの。
土曜日の晩は外食でしたので、この買い物は日曜日の晩ご飯のための買い物。
ちらし寿司ならぬごろごろ寿司。
ちらし寿司も作ったことがないし、もちろんごろごろ寿司なるものも作ったことはない。
ごろごろ寿司というのは錦糸卵にせずにキュービックの卵を作って他の具材と共にまぜこぜにするものである。
以前はちらし寿司なるものをあまり好まなかったのですが、この年になってちらし寿司の良さが分かってきた。
良さが分かってきたというのは美味しく感じられるということです。
しかしちらし寿司を作るのは面倒です。
だから自分で作ろうとしなかった。
それが最近料理に目覚めたせいか、やってみようということに。
僕一人ではとてもとても無理なので、ツレの力が必要です。
そしてちらし寿司なるものを作ったことがないので、ツレに作り方を教わりながら作らないといけない。
今回はiphoneでレシピ検索することなくツレの頭で作ることに。
日曜日に食べるのですが土曜日から下準備。
具材は、穴子、海老、卵、鰆、筍、そら豆、干し椎茸、わらび、蓮根、土筆。
それに加えて、マグロと貝柱を加えようということに。
一体どんなものができるのかオプティミストの僕は失敗した時のことを考えない。
たぶん成功するだろうと思っている。
苦難の道が待っていた。
まず土曜日に仕込むのは筍、干し椎茸、わらび、鰆。
筍は慣れたものである。
何しろ僕は大の筍好きなので筍を湯がくのは得意である。
干し椎茸は最初水に漬けておいてあとで味付けして炒りつけるような要領でゆでる。
わらびはまず炭酸に一日つけておくことに。
鰆は柚子と酢橘の酢につけて一晩寝かせる。
そしてこれと並行して鴨ロースを作ったものだから大変。
ツレの母からリクエストが来たのである。
ツレが数枚を母に持っていったところ好評だったらしい。
確かに僕の作る鴨ロースは旨い。
その日は18時開場18時半開演のコレギウム・ムジクムというバッハの演奏会がある。
晩は外食でアルコールが入るのでバスで行くことに。
なんとか予定通り、ちらし寿司の仕込みを終えたところでバスの時間となった。
片原町で降りてそこから徒歩でアルファあなぶきホールへ。
開場前のいい時間についた。
並んでいる。
何しろ、16年続いているコンサートで、固定ファンもいる様子。
ホールに入って一番いい席をゲット。
何しろ最近、バッハにはまっているものですから期待が高まります。
まず最初はオルガンを主体に置いたシンフォニア。
はじまりました。
この曲は聴いたことがある。
ピアノ協奏曲第1番第1楽章です。
家に帰って確認したが作品番号はちがっている。
まあバッハの時代にはピアノはなかったんだと確か思うが、のちにこの音楽を使って協奏曲を仕上げたということなのでしょう。
知っている曲なので耳はシビアになるがなかなかいい。
生演奏が持つ魅力がそう思わすのかもしれないが、普段ピアノ協奏曲を聴いて気付かなかったようなことに気が付いたりする。
2曲目からは合唱が入る。
その合唱、コラールが心に浄化をもたらす。
バッハの曲は基本的にどの曲もカタルシスの効果をもたらす。
どの曲も良かった。
また来年も来ようと思った。
そしてアンコールで主よ人の望みよ喜びよ、が。
美しいです。
ピアノ曲もいいですが、合唱で聴くのもいい。
もともとは合唱の曲でピアノに編曲したのはまた別の人。
元になる曲が聴けてお得感もありました。
良き音楽のあとは美味しいもの。
長らく行っていない串カツの店へ。
音楽と食べるものどちらがいいですかと問われると困ってしまうのですが、ほんと究極の選択なのですが、食べる方に軍配が上がります。
お前の音楽に対するパッションはその程度かと言われても困ります。
食べるというのは欲を満たすものですからね。
なかなかストイックになれない僕には無理からぬことと思えます。
家に帰ったらもう22時。
風呂に入ってぐだぐだしていたらもう24時。
連勝が止まるのは困ります。
とにかく一日動きづめでしたのでバタンと眠ってしまった。
次の日起きたのはAM9時55分。
ぎりぎりセーフです。
今日は掃除をしようと思っていたのですが、やめ。
何しろ掃除嫌いの僕。
掃除しても部屋がきれいになるだけで何の得もない、なんて言ったらツレに怒られそうだ。
ツレはよくダニにかまれる性質で、僕は全くかまれないのに、不思議です。
まあ来週掃除したらいいだろうということでツレと意見が一致。
何しろ今からちらし寿司を作らなきゃならん。
ちらし寿司を作りながら掃除は無理かなというツレの判断で掃除から解放された。
さて昨日買えていなかった、穴子と貝柱と海老を買い求めに三越へ。
その前にちょっとスタバで茶をしばいた。
茶をしばいたというより食事をした。
以前からツレはスタバのメニューを全部制覇したいと豪語していたのです。
300円コーヒーを飲みながら、適当に商品をチョイス。
もう一杯コーヒーを飲もうとしてもう一度レジに並んだ。
スタバに行ったことのない人は知らないかと思うが、スタバのコーヒーのレシートを持っていたら次にそれを提示したら同じものが100円で頂けるのです。
コーヒーに限りますが。
このサービスを利用したいがためにまず1杯だけコーヒーを頼んでいたのです。
へこい。
その100円コーヒーだけを注文したら良いものの僕の独断の判断でサンドイッチを買ってしまった。
席で待っているツレにそれを見せると怒られた。
「それたべすぎじゃろ!」
「いやなんとなく食べたくなって」
「たべれるん?」
「なんかだんだん腹がいっぱいになってきた」
「どうするん?」
「返却してみようか」
「恥ずかし」
「まあ試しにやってみたらいい」
こういう恥ずかしいことは得意なのです。
そして返却を試みたところ「一度お買い上げいただいた商品はもう返却できないということになっているのですが」
僕が恥ずかしい行為が得意だとは言ってもこれ以上ごり押しをするような度胸は持っていない。
「お持ち帰りになさりますか」
「そうします」
スタバの紙袋をくれた。
うれしい。
しかしそのサンドイッチ見るからにおいしそうです。
「やっぱり食べようか」
「えっ」
呆れたツレを説得して食べることに。
食べ終わったあとやはり後悔がもたげた。
いやしいこと極まりない。
さて三越に。
買物を終えて、家に帰って早速寿司づくり。
海老を茹でて、皮をむく。
その皮をむいた海老を見て最近料理に開眼した僕は、それで出汁取ってカレーに入れようということに。
出汁が腐りさえしなければおいしいカレーができる。
というのも、ツレの情報で、海老がら出汁カレーがレシピで一番になっていたというのを以前聞いていた。
楽しみです。
穴子は残念ながら生のものがなかったもので、白焼きしてつけ焼きをしようと思っていたのですが、それができない。
なんかこれにいやな予感を感じた。
それぞれの材料に味をつけながら料理は進行していく。
失敗が生じた。
わらびである。
ツレがどうした事かわらびを茹でてしまったのであった。
ドロドロのわらびが出来上がってしまった。
これは使えない。
なんかおいしい寿司が作れないような気がして来てだんだんだるくなってきた。
ご飯が炊けてすし飯を作り、材料を混ぜ込んでいく。
なんかまずそう・・・。
せっかく苦労したのにまずいものができてしまったのではがっくりである。
だんだん怒りっぽくなってくる。
そこで発見したのが、鴨ロースのつけ汁。
なんか色が濃くなっている。
「なんしたんや、もしかして赤ワイン入れたんちゃうやろな」
「ごめん」
腹が立つ。
そうとう激怒した。
まったく気が短い。
この気の短い性分どうにかしないといけない。
お寿司と鴨ロースをツレの母に届けて帰ってきたら16時半。
ツレは鼓のけいこ。
僕は読書した。
17時半から大相撲初日を観た。
やはり大相撲は面白い。
初めて知ったのですが、その日震災の日が白鵬の誕生日ということ。
朝起きてから震災のことをすっかり忘れていた。
そしてお食事。
そうですごろごろ寿司です。
不味そうだなと思っていたのが、備前の鉢に盛られた寿司を見て、これは美味しそうだ。
食べてみる。
美味い!
具材を混ぜている時はなんかおいしそうに見えなかったのですが、とてもおいしいです。
大げさかもしれないですが、いままで食べたどのちらし寿司よりもおいしい。
最高です。
これは親に食べさせてやりたいと思った。
食事が終わってNHKニュース7を観た。
震災の話です。
今日は時間を拡大して1時間の放送。
じっくり見た。
じっくり見るのには理由がある。
とにかく東北で起きたあの震災がどんなに想像しても、心が痛まない。
まったくの他人事のように感じる。
とにかく3人称の死についてはあまり心を痛めることがない自分。
2人称となると心が痛むのですが、3人称はどうも想像力が働かない。
養老孟子が言っていたのをここで思い出す、3人称の死は心が及ばない、1人称は感じられない、死を最も感じるのは2人称であると。
しかしニュースでそれぞれの死をみることで想像する。
とても酷いことが起きたのだということを理屈では分かるのだがなかなか感じられない。
そして避難生活、原発事故、復興への道のり。
同じ日本に住んでいるとは思えないぐらいに、そのことに思いを馳せることができない自分は、もしかしたら心に欠陥を持っているのではないかと思えるぐらいである。
頑張ってほしいと心の中で思うのもおこがましい。
立ち上がれない人もたくさんいると思われる。
ここでニュースに対しての不満なのですが、その立ち上がれない人を取り上げたニュースがあまりにも少ない。
みんながみんな前向きに進まないといけないと言っているとは思われない。
とにかくニュースで取り上げる人たちは結局前向きだ。
こんな報道ではダメだと思う。
泣いて泣いて立ち上がれないことを美徳としない雰囲気が醸されるのではないかという危惧さえも感じる。
ニュースが終わったら大河ドラマ。
なんか見るのがめんどくさいのですが、録画で見るのもめんどくさいので、思いきってみることに。
大河ドラマの主題音楽なのですが、亡くなったT所氏が言っていたのを思い出す。
大河ドラマの主題音楽は、なぜかいつもいいと思ってしまう、と言っていた。
その時ああなるほどなと思った。
それまではなんとなく聴いていたのですが、それからは大河ドラマの音楽を味わうようになった。
不思議なものである。
他人の一言で自分の感性が変わる瞬間。
その平清盛で流れている冒頭のピアノ演奏。
いつもいいピアノだなと思っていた。
そして昨日初めて気がついた。
演奏しているのは舘野泉!
あの左手のピアニストである。
左手だけであの冒頭のピアノ演奏をしているのである。
作曲も素晴らしいと思うが、演奏も素晴らしい。
ほんと驚きです。
あのような音楽を左手だけで紡ぐというのは驚きを超えてただ感動です。
左手だけしか使えないようになってもピアノへの情熱が衰えない彼の姿に僕も頑張らなきゃと思う次第です(次元が違う!)。
佐藤義清(西行)が出家する今回。
なんで西行は奥の細道で東に行くのに西行なんだろう、と言ったところツレに馬鹿にされる。
僕は面白いと思って言ったのに、そんな単純なもんではないなどとぬかす。
そしたら知っているのかと問うと、iphoneで調べ出す。
要するに知らないのだ
「よう知りもせんのにそんなことがぬけぬけと言えるの」
と言ってやった。
なかなか分からないようだ。
結局わからなかったのですが高杉晋作が西行を慕って東行と名乗ったというのが分かった。
まあ僕だってちょっとボケた訳だが、たぶん西行という言葉の意味は西方浄土への想いと思われるのだがこれも違っているだろうか。
それにしても出るかと思っていたが、あの西行が出家する時に子供を蹴飛ばすシーン、やっぱり出ました。
何を思って子供を蹴飛ばすのか西行の言い分を聞いてもよく分からない。
長くなった、昼ご飯を食べます。

駄句、
◆ 朧月闇に浮かびし水母かな
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1968/10/10
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