11月5日月曜日

今日は14時半起き。
昨日寝る前に酒をくらった。
なにやら飲みたくなったのである。
原因はピアノ。
前々から悩んでいたことなのだが、今もっているレパートリーをさらに完成度を高めて人前で演奏することを目指すか、それともレパートリーを増やしてもう一枚CDをつくるか。
昨日ひさびさにN響を見ていた。
ブラームスのピアノ協奏曲第1番第1楽章と交響曲第1番第1楽章と4楽章。
どちらもいい演奏だった。
演奏しているのを見ているとなにやら嫉妬心が沸いてくる。
この人たちは人前で演奏できていいな、と。
しかしこの人たちは大変な努力をして人に感動を与える演奏をしているのだと思うと、自分がただ人前で演奏したいという程度のパッションで人前で弾くのはおこがましいと感じた。
しかし人前で演奏するのとレパートリーを増やすことで悩むというのは、要するに人前で演奏する大変さから逃げている。
レパートリーを増やすのはそれに比べると訳はない。
ここはひとつ今弾いている、ノクターンの8番とあともう一曲弾きたいと思っているベートーベンの悲愴第2楽章を録音し終わったら人前での演奏を目指して努力してみようかという気になった。
本当はその次にバッハのゴールドベルク変奏曲アリア、を弾きたいと思っていたのだがこんな風に思っていたらきりがない。
しかし、途中で挫折することを想像すると何かむなしくなってくる。
そこにCDラジカセから流れてくる音楽が「アルビノーニのアダージョ」。
バロック音楽なのだがなんともセンチになってしまう曲である。
ええい！酒でも呑んでやれと、だるまを飲んだわけである。
昨日結構体重も増えているのにその上に寝る前に飲んだわけだから今日は相当に体重が増えているに違いない。

駄句、
大望は抱けど果たす保障無し